
ハザードマップ【海老名市 綾瀬市 新築分譲 住宅コラムver.298】
こんにちは。海老名市で新築住宅を分譲しています株式会社秀建の松之木潤と申します。
いつも当社のHPを見て頂き、誠にありがとうございます。
「ハザードマップ」
2019年秋。台風19号(令和元年東日本台風)の影響で、相模川のダムが緊急放流するか、しないか、または川沿いにお住まいの方は非難するかどうかという事態があったことを覚えていらっしゃいますか?
あれ以降、不動産業界では契約時に、買主が購入する物件のハザードマップの説明が義務化されました。
当社のある海老名市でもたくさんの雨が降り、川の近くの地域では避難された方もいたと聞いています。
一方で、あれだけたくさんの雨が降ったにも関わらず、海老名市観測史上で2番目に雨が多かったとの事(1日降水量)。
一番降った時は1976年9月9日の259mm(日降水量)。
その前の年1975年に相鉄線の「さがみ野駅」「かしわ台駅」が作られたので、もうだいぶ昔のことですね。
当社の分譲地でも海老名市のハザードマップにかかっている分譲地がありますが、近所の方に当時どうだったかを聞いたところ、避難はしたけど特に被害はなかったことです。
こうした自然災害をテレビでニュースを見るたび思うのは、やはり首都圏周辺は自然災害に対して対応ができているなぁと感じます。
地方でこういった災害があると復旧作業にとても時間を要しますが、首都圏は次の日から割と普通な暮らしを送ることができますよね。
過去の事を調べてみると海老名市の相模川周辺はその昔、洪水に悩まされていた地域だそうです。
はじめて相模川に堤防を作り出したのは、江戸時代初期とのこと。
それから近代にまで色々整備され、川の洪水を防ぐために特に大きな役割を果たしているのが、ダムの存在です。
海老名市や綾瀬市に住まれている方はダムを身近に感じないかもしれませんが、私は愛川町というところで育ち、実家の近くから宮ケ瀬ダムを眺めることができましたので、ダムは割と身近な方です。
ダムは水力発電、水質の調査など様々な役割を持っています。
2019年の台風では城山ダムがギリギリまで耐えて、緊急放流を行ったとのことで水量を調節して海老名市他、私たちが暮らす街を守ってくれていることが肌で感じることができました。
それ以降、今現在でも相模川一帯を工事しているのをよく見かけます。
今後、予想外の豪雨がきても氾濫を防ぐために色々な工夫がされているようです。
そのうちの一つ、城山ダムについてですが、2019年の豪雨レベル以上の雨が降っても、緊急放流を回避できるよう放流の仕方を見直したと昨年、神奈川県から発表がありました。
発表内容を簡潔にまとめますと、2019年の雨量よりも3割増しの雨が降っても緊急放流にならないよう、早めの段階から放流量を調節する。その結果、一番、川の水位が高くなった相模原市磯部地域の川の水位が65cm下がることが期待できるというものでした。
また海外に目を向け他国見てみると、オランダでは国土の25%が海抜0m以下であり、人口の60%がそこで暮らしているとの事です。
海より低いところでも家を新築しよう!って普通は考えられないことですが、多くの人が住んでいるということは、それだけ技術は進歩しているということなのでしょう。
ともすれば想定外の大雨があるかもしれませんが、今の技術をもってすれば川の近くでも安全に暮らせるのかもしれません。
昨今の都市開発で海老名市へ横浜方面の方や近隣市町から移り住んでくる方が多いですが、海老名市のこうした細かな事例は詳しくないかと思います。
皆様が住宅探しで希望されている地域がハザードマップにかかっているのであれば、どのくらいの規模の雨が降った想定なのか、それは過去に一度でもあったことがあるのかどうか、行政はどんな対策をしているのかなどを、まずは調べてみていいかもしれません。
当社秀建のスタッフでも一緒になってお調べしますので、お気軽にご相談ください。
あなたの街のハウスアドバイザー 松之木でした。
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